CD『山で唄う歌』が完成しました:募金のお礼

東京大学乗鞍寮(銀鞍荘、VSA)は1940(昭和15)年竣工以来、すでに四分の三世紀の年月を経ました。この間小屋ではたくさんの歌が唄い継がれてきました。元々は東京帝国大学スキー山岳部(TIUSAC)がもたらした歌と想像します。1950年代にはTUSAC OBの戸野昭氏と朝倉宏氏により『山で唄う歌 1, 2』(茗渓堂、1954, 1956)が編まれ、貴重な歌が楽譜に残されました。VSAで唄われてきた歌の多くはこの歌集に収録されています。しかし『山で唄う歌』も絶版となり、入手が難しくなりました。これらの歌を音源として残しておきたいとの声は彼方此方から聞こえて参りました。VSAの会としてCD制作委員会を設け、企画・制作にあたりました。大変嬉しいことに、乗鞍に縁の深いお二人にピアノとヴァイオリンの演奏をお願いし、1月19日にに収録いたしました。あわせて、歌詞と曲の由来などの解説を載せたライナーノーツの制作も進め、4月にCD『山で唄う歌』が完成いたしました。

制作費へのご援助をお願いいたしましたところ、100名を超える多数の方からご寄付をいただきました。厚くお礼申し上げます。おかげさまで、大変立派な装丁とすることができ、また地元乗鞍の多くの方々に贈呈することもできました。

ここに重ねてお礼申し上げます。

東京大学乗鞍寮VSAの会
会 長 髙井 延幸

1.『山で唄う歌』CDの概要

(1)演奏

朝倉 千春氏(朝倉宏氏ご長女):ピアノ

竹内明日香氏(徳山良雄氏・邦子氏ご長女):ヴァイオリン

(2)収録曲

アルト・ハイデルベルグ/彷浪の歌/Ich will Kobolde um mich haben/スキーの寵児/遠き君を想う(夕陽山に沈みて)/僕らの故郷 /小さなグミの木/山の一日/大尉の遺言/エンメンタールの唄/山へのわかれ/雪山の歌/かわらぬ恋/ネムノキの唄/ゆうべの唄/別れの日はつらい/わかれ/遙かな友に

(3)発行

2018年4月

(4)制作枚数

500枚

(5)発行者

東京大学乗鞍寮VSAの会

以 上

レコーディング風景

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